今回はススキの絶景で有名な曽爾高原をご紹介してまいります。
奈良県と三重県の県境にある「秘境」。
眺めるだけでも素晴らしい景色なのですが、山頂からの景色はもっとすごいんです!
アクセスや駐車場、注意点などを網羅しましたので、ぜひご覧ください。
5秒でわかる観光ポイント
- 上から見ても下から見ても絶景
- 気軽なお散歩も登山も楽しめる
- 周辺グルメも地域性を活かした珍しくておいしいものが!


曽爾高原とは
ススキの名所として名高い曽爾高原。
入り口の時点で既に標高は700mあり、近畿圏内から気軽に訪れることができる高原リゾートです。
ススキのベストシーズンは例年9月中頃から11月末くらいまでで、3月には「山焼き」も行われます。
一帯は近くの園児が遊びに来るほどのお散歩コースですが、一方で倶留尊山(標高1038m)・亀山(標高849m)の登山口にもなっています。
倶留尊山はこの地域の最高峰で日本三百名山の一つに数えられており、またこの辺り一帯の景観に優れた地域を総称する室生火山群の一つでもあります。
こう見えて昔(1500万年前くらい)は火山でした。
今の穏やかな景色からは想像もつきませんが、実際に目にされた際は思い出してみてください。
ススキのライトアップ
シーズン中は「山灯り」というライトアップが行われております。
(例年9月中頃から11月末くらいの日没〜21:00まで)
夕暮れ時〜ライトアップまでの時間、ススキが黄金に輝いてロマンチックです。
しかしライトアップとはいえ足元はほとんど見えなくなります、懐中電灯など足元を照らせるものをお持ちになったほうが安心して楽しめますよ。
服装注意
実は私も知らなかった頃は、ちょっとした公園かな〜くらいに思っていました。
気軽に行けるフォトジェニックなスポットゆえにそう思われている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、汚れても構わない歩きやすい靴でお越しください。
確かに登山口までは遊歩道があり比較的歩きやすいのですが、山なのでボコボコした場所もありますし、何よりここは湿地です。
お天気の日が続いていても、粘土質の遊歩道は常に湿っています。
ピンヒールやミュールの方をよくお見かけしますが結構汚れます、もったいないです。
過去に私が一番驚いたのは、ツアーで来られたのか雅な和服のご婦人が一生懸命ボコボコの坂道を歩いていらっしゃった時…
とにかく観光地ではありますが風も強く、足元も良くありませんので動きやすい服装でお越しください。
登山ウェアの方もいらっしゃるくらいですが、決して重装備というわけではありません。
お亀池
入り口からしばらく進むとススキで少し見えづらいですが、「お亀池」と呼ばれる池が見えてきます。
地質学的にどのようにできたのかというのは謎のようですが、土砂の堆積により湿地化しているため貴重な湿原植物の宝庫だそうです。
この辺りは暖地性植物の北限地かつ寒冷性植物の南限地でもあるため、多種多様な植物を見ることができる珍しい場所でもあるのです。
またこのお亀池、大蛇伝説の残る場所でもあります。
ちょっと不気味な後味の悪いお話なので(※個人の感想です)、興味のある方は調べてみてください。
登山に挑戦!
この広場までが平地です。
ゆったりとしたベンチがあり、ここでお弁当を食べている方も多いです。
その先に階段が出てきますが、ここから登山道になります。
しばらくは階段状の道ですし、気軽に少し登って景色を見て戻ってくることもできます。
15分ほど登って階段が終了したら、右へ行くか左へ行くか、の分かれ道になります。
右へ行くと亀山の頂上へ、左へ行くと倶留尊山の頂上(私有地のため二本ボソという場所以降有料(500円))です。
私が特に体力がないだけだと思うのですが、階段の時点で死にそうになっていたので迷うことなく今回は亀山にしました…
自分の母親より年配のご婦人がヒョイヒョイ登っていかれる…見習わなければ…
やっと登頂!素晴らしい景色です!!!
次回は必ず倶留尊山に挑戦します!
周辺グルメ
ここより少し下ったところに「お亀の湯」という入浴施設があります。
またレストランや米粉パンの専門店・物産販売・地ビールや限定ソフトクリームなどを販売しているお店も併設されています。
今回はテイクアウト専門のカフェで販売している、ヤーコンソフトクリームをいただいてみました。
ヤーコン芋というものを練り込んでおられるようです。
え、うますぎん?芋を想像しているといい意味でめちゃくちゃ裏切られます。
これはアレです、キャラメルアーモンドの味。
歩き疲れた体におすすめです!
施設情報
- 所在地:奈良県宇陀郡曽爾村大字太良路830
- TEL:0745-98-2615
- 営業時間:11:00〜21:00(最終受付20:00)(4月〜11月)
11:00〜20:30(最終受付19:30)(12月〜3月)
- 定休日:水曜日(祝日の際は営業で翌日休業・年末年始)
- 駐車場:あり(無料)
- 滞在目安時間:0.5〜2時間
アクセス&駐車場
比較的走りやすい山道を抜けると駐車場に到着いたします。
1回800円で、先払いです。
現金のみの取り扱いですので、細かいお金をご用意してきてくださいね。
また、トイレ・自動販売機はここが最初で最後になりますのでお気を付けください。
駐車場の真向かいが高原への入り口になっています。
まとめ
大阪より2時間程度で気軽に訪問できるということもあり、シーズン中の休日は駐車場待ち渋滞するくらいに混み合います。
が、その価値があるくらいの景色ですのでぜひ一度訪れてみてください。
施設情報
- 所在地:奈良県宇陀郡曽爾村太良路(Googleマップで曽爾高原野口駐車場と検索ください)
- TEL:0745-94-2106(曽爾村観光協会)
- 営業時間:散策自由
- 定休日:散策自由
- 駐車場:あり(有料/1回800円)
- 入場料:無料
- 滞在目安時間:1~3時間