今回はススキの絶景で有名な『曽爾高原』をご紹介してまいります。
奈良県と三重県の県境にある「秘境」、眺めるだけもよし・登山してもよし。楽しみ方たくさんで何度行っても飽きません。
アクセスや駐車場、注意点などを網羅しましたので、ぜひ最後までご覧ください!
- 上から見ても下から見ても絶景
- 気軽なお散歩も登山も楽しめる
- 周辺グルメも地域性を活かした珍しくておいしいものが!
+:-:+:-:+:-:+:-:+以下で詳しくご説明↓↓↓+:-:+:-:+:-:+:-:+
曽爾高原とは
ススキの名所として名高い曽爾高原は、室生赤目青山国定公園第一種特別地域に属しております。
入り口の時点で既に標高は700mございまして、近畿圏内から気軽に訪れることができる高原リゾートです。
ススキのシーズンは例年9月中頃から11月末くらいまでで、3月には「山焼き」も行われます。
一帯は近くの園児が遊びに来るほどのお散歩コースではございますが、一方で倶留尊山(標高1038m)・亀山(標高849m)の登山口にもなっております。
倶留尊山はこの地域の最高峰で、日本三百名山の一つに数えられており、またこの辺り一帯の景観に優れた地域を総称する室生火山群の一つでもあります。こう見えて昔(1500万年前くらい)は火山でした。
今の穏やかな景色からは想像もつきませんが、実際に目にされた際は思い出してみてください。
服装注意
実は私も訪れたことがなかった際、ちょっとした公園かな〜くらいに思っていました…
気軽に行ける映えスポット(当時そんな言葉はなかったですが笑)ゆえにそう思われている方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、汚れても差し支えないスニーカーでお越しください。
確かに登山口までは遊歩道があり比較的歩きやすいのですが、山なのでボコボコした場所もありますし、何よりここは湿地です。
お天気の日が続いていても、粘土質の遊歩道は常に湿っています。
ピンヒールやミュールの方をよくお見かけしますが汚れます、もったいないです(汗)
過去に私が一番驚いたのは、ツアーで来られたのか雅な和服のご婦人が一生懸命ボコボコの坂道を歩いていらっしゃった時…

とにかく観光地ではありますが風も強く、足元も良くありませんので動きやすい服装でお越しください。
ガチ登山ウェアの方もいらっしゃるくらいですが決して重装備というわけではありません。
アクセス&駐車場
比較的走りやすい山道を抜けると駐車場に到着いたします。
1回800円で、先払いです。
現金のみの取り扱いですので、細かいお金をご用意してきてくださいね。
また、トイレ・自動販売機はここが最初で最後になります。
中にはベンチしかありません。
駐車場の真向かいが高原への入り口になっています。
しばらくはほぼ平地を進みます。
おすすめ訪問時間は朝焼けor夕暮れ時です。ススキが金色に輝いて綺麗です。
シーズン中は「山灯り」というライトアップが行われております。(日没〜21:00まで)
2020年は9/12〜11/23までとのことです。
そういう意味では夕暮れ時〜ライトアップまでの時間がロマンチックでいいかもしれませんね。
以前の写真ですがこんな感じになります。
大変暗くなりますので、懐中電灯など足元を照らせるものをお持ちください。
お亀池
しばらく進みますと、ススキで少し見えづらいですが「お亀池」と呼ばれる池が見えて参ります。
地質学的にどのようにできたのかというのは謎のようですが、土砂の堆積によりほぼ湿地化しており、湿原植物の楽園となっております。
この辺りは、暖地性植物の北限地であり、また寒冷性植物の南限地でもあります。
多種多様な植物を見ることができる珍しい場所でもあるのですね。
またこのお亀池、大蛇伝説の残る場所でもあります。ちょっと不気味な後味の悪いお話なので(※個人の感想です)興味のある方は調べてみてください。
登山
この広場までが平地です。
その先に階段が出てきますが、ここから登山道になります。
登山道とはいえ、しばらくは階段状の道です。
15分ほど登って階段が終了しましたら、右へ行くか左へ行くか、の分かれ道になります。
右へ行きますと亀山の頂上へ、左へ参りますと倶留尊山の頂上(私有地のため二本ボソという場所以降有料(500円))です。
私が特に体力がないだけだと思うのですが、階段の時点で死にそうになっていたので迷うことなく今回は亀山に参りました…
自分の母親より年配のご婦人がヒョイヒョイ登っていかれる…見習わなければ…
やっと登頂!いい景色!!!
次回は必ず倶留尊山に挑戦します!
周辺施設
ここより少し下ったところに「お亀の湯」という入浴施設がございます。
またレストランや米粉パンの専門店・物産販売・地ビールや限定ソフトクリームなどを販売しているお店もあります。
今回はテイクアウト専門のカフェで販売している、ヤーコンソフトクリームをいただいてみました。
ヤーコン芋というものを練り込んでおられるようです。
え、うますぎん?芋を想像しているといい意味でめちゃくちゃ裏切られます。
これはアレです、キャラメルアーモンドの味。
歩き疲れた体におすすめです!
所在地:奈良県宇陀郡曽爾村大字太良路830
電話番号:0745-98-2615
営業時間:11:00〜21:00(最終受付20:00)(4月〜11月)
11:00〜20:30(最終受付19:30)(12月〜3月)
定休日:水曜日(祝日の際は営業で翌日休業・年末年始)
駐車場:あり(無料)
滞在時間目安:0.5〜2時間
万が一水曜日に訪問したとしても大丈夫、敷地内のお店の物産所と軽食販売のお店は開いていますし、向かいに軽食や定食のお店もありますよ。
お弁当を売っているお店もありますので、先に購入し高原のベンチや頂上でいただくのも良いですね!
今回水曜日に訪問したため、向かいの定食屋さんでご飯をいただきました。
おでんの味染みが抜群でおいしかったです!
まとめ
大阪より2時間程度で気軽に訪問できるということもあり、シーズン中の休日は駐車場待ち渋滞するくらいに混み合います。
が、その価値があるくらいの景色ですのでぜひ一度訪れてみてください。
バスツアーの方も多いですね、私も現役時代には何度かご同行させていただきました。
お気をつけて行ってらっしゃいませ。
所在地:奈良県宇陀郡曽爾村太良路(Googleマップで曽爾高原野口駐車場と検索ください)
電話番号:0745-94-2106(曽爾村観光協会)
営業時間:散策自由
定休日:散策自由
駐車場:あり(有料/1回800円)
滞在時間目安:1〜3時間
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