奈良県葛城市にある「葛木坐火雷神社(かつらきにいますほのいかづちじんじゃ)(笛吹神社)」。
近頃はそのお名前から、鬼滅の刃の聖地としても人気だそうです。
アクセスや観光情報・見所も含めてご案内します!
- 歴史が深く、位の高い神社
- 手入れが行き届いていて隅々まで美しい
- 奉納された絵馬の絵がとっても上手


葛木坐火雷神社とは
自然豊かな葛城市にある葛木坐火雷神社、お名前にある漢字通り火の神様です。
御創建年は不明なんだそうですが、資料から崇神天皇(第十代天皇/紀元前148年〜/古墳時代)の御代には既に存在していたようです。
壮大な年月で想像もつかないですね!
大変格式の高い神社のうちの一つで、平安時代に作られた延喜式神名帳という選ばれた神社のみが記載されているものにもお名前が載っているほどの神社です。
その中からさらに選ばれし神様のうち、二人の神様がこちらにお祀りされているという大変格式の高い神社です。
主祭神
火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)
その名の通り、火と雷の神様です。
農耕民族である日本人が、畏れや雨の恵みへの信仰から生まれた神と言われています。
昔の人は”雷は神が起こす出来事”としていたのですね。
日本神話、すべての神の父母であるイザナギ・イザナミのミコトの子供です。
火の神様でもあることから、火を扱う職業の方からの信仰も厚いです。
天香山命(あめのかぐやまのみこと)
こちらも日本神話に登場する神様です。
天照大神の曾孫にあたると言われています。
農業の神・石油など産業開発の神です。
ですがこちらの神社の別名「笛吹神社」の名前の由来にもなった「笛吹連(ふえふきのむらじ)」の祖先の神とされているため、音楽の神様としても信仰を集めています。
※笛吹連:祭事・神事の際に雅楽を演奏する人たち
神社内部
めちゃくちゃ綺麗な神社です。
手入れが本当に行き届いておられます。
また手水舎はコロナの影響か閉鎖されておりますが、なんと!
アルコールと虫除けスプレーが…!
神かな?いや、神なんですけどね。
後々わかりましたが確かに蚊が多いです、できれば持参していただくと良いと思います。
踏むのがもったいないほど綺麗に苔むした階段を登っていくと、
大砲がありました…!
日露戦争で使われたものがこちらの神社に奉納されたとのことで、当時のまま残っているものは非常に貴重なんだそうです。
美しい森の中に大砲という不思議な光景にしばらく時間を忘れます。
少し急な階段を上り切ると本殿、そして裏手には笛吹神社古墳があります。
円墳になっており、石室が見えるほど近くで見ることができますよ。
本殿の左手には絵馬を奉納する場所があり、鬼滅の刃の絵が多く見られました。
お参りを済ませたら本殿を下り、右手に進むと社務所とお手洗いがあります。
ここでもわかる手入れの良さ、お手洗いも綺麗です。
絵馬やお守りは社務所で頂いてくださいね。
アクセス&駐車場
ナビ通りに進みますと、車通しがすれ違うのがギリギリの細い道を進むことになります。
駐車場は鳥居の目の前にありますのでわかりやすいですよ。
奈良県の指定天然記念物であり、葛城市の木でもある大きなイチイガシが出迎えてくれます。
まとめ
鬼滅の刃ファンの我が家。
気軽な気持ちで参拝したのを反省するくらい荘厳な神社でございました。
参拝者に対する心遣いが本当に感じられ、久しぶりに心洗われる時間となりました。
鬼滅の刃ファンにも神社マニアにも強くおすすめします!
- 所在地:奈良県葛城市笛吹448
- TEL:0745-62-5024
- 営業時間:日の出から日の入りまで(祭典や三が日以外の暗い時間の参入はご遠慮ください)
- 定休日:なし
- 駐車場:あり(無料)
- 滞在目安時間:0.5〜1時間