奈良県葛城市にある「葛木坐火雷神社(かつらきにいますほのいかづちじんじゃ)」。
名前が既にめちゃくちゃかっこいいのですが、近頃は鬼滅の刃の聖地としても人気だそうです。
アクセスや観光情報・見所も含めてご案内します!
- 歴史が深く、位の高い神社
- 手入れが行き届いていて隅々まで美しい
- 善逸もびっくりの奉納された絵馬
+:-:+:-:+:-:+:-:+以下で詳しくご説明↓↓↓+:-:+:-:+:-:+:-:+
葛城市について
大和葛城山という標高959mの雄大な山を望む葛城市。
大阪からのアクセスもよく、また登山口よりロープウェイが通っているため気軽に山の魅力に触れることができる場所として人気があります。
気候は奈良盆地に位置するため夏は大変暑く、冬の厳しさは一層です。
そのため冬の寒さや乾燥が必要な三輪素麺が美味ですよね。他にも柿や日本酒が有名で、お土産に最適です。
また葛城市は「相撲発祥の地」でございます。
資料館である「相撲館けはや座」は相撲ファン必見です。
葛木坐火雷神社とは
そんな自然豊かな葛城市にある葛木坐火雷神社、お名前にある漢字通り火の神様でございます。
御創建年は不明でございますが、資料から崇神天皇(第十代天皇/紀元前148年〜/古墳時代)の御代には既に存在しておられたようです。
大変格式高い神社でございまして、平安時代に選定された全国にある数万の神社のうち、特に霊験厳かな約三千の神様のうち、さらに選ばれた七十一の神様のみが朝廷より御供物を賜りました。

そのうちの二人の神様がこちらにお祀りされております。
主祭神
火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)
その名の通り、火と雷の神様です。
農耕民族である日本人が、畏れや雨の恵みへの信仰から生まれた神と言われております。
昔の人は雷は神が起こす出来事としていたのですね。
日本神話、すべての神の父母であるイザナギ・イザナミのミコトの子供です。
火の神様でもあることから、火を扱う職業の方からの信仰も厚いです。
天香山命(あめのかぐやまのみこと)
こちらも日本神話に登場する神様です。天照大神の曾孫にあたると言われております。
農業の神・石油など産業開発の神とも言われておりますが、こちらの神社の別名「笛吹神社」の名前の由来にもなった「笛吹連(ふえふきのむらじ)」の祖先の神とされているため、音楽の神様として信仰を集めております。
※笛吹連:祭事・神事の際に雅楽を演奏する人たち
アクセス&駐車場
少し細い道を進んでいきます。
静かな農道を走りますと鎮守の森が見えて参ります。
駐車場は鳥居の目の前にありますのでわかりやすいですよ。
奈良県の指定天然記念物であり、葛城市の木でもある大きなイチイガシが出迎えてくれます。
まず感動したのが、めちゃくちゃ綺麗な神社だということ。
手入れが本当に行き届いておられます。
また手水舎はコロナの影響か閉鎖されておりますが、なんと!
アルコールと虫除けスプレーが…!神かな?いや、神なんですけどね。
後々わかりましたが確かに蚊が多いです。できれば持参していただくと良いと思います。
踏むのがもったいないほど綺麗に苔むした階段を登っていくと、
なんと大砲が。
こちらは日露戦争で使われたものがこちらに奉納されたとのことで、当時のまま残っているものは非常に貴重です。
美しい森の中に大砲という不思議な光景にしばらく時間を忘れます。
少し急な階段を上り切ると目の前に本殿が現れます。
また裏手には笛吹神社古墳がございます。
円墳になっており、石室が見えるほど近くでご覧いただけます。
本殿の左手には絵馬を奉納する場所があり、鬼滅の刃の絵が多く見られました。

お参りを済ませましたら本殿を下り、右手に進んでいただきますと社務所とお手洗いがございます。
ここでもわかる手入れの良さ、お手洗いも綺麗です。
絵馬やお守りは社務所で頂いてくださいね。
まとめ
実は鬼滅の刃オタクの我が家。
善逸の火雷神を見て、気軽な気持ちで参拝したのを反省するくらい荘厳な神社でございました。
境内に足を踏み入れられたらまずは必ずお参りをしましょう。
鬼滅の刃の聖地となっていることで神社が困られるような振る舞いはしないようになさってください。
参拝者に対する心遣いが本当に感じられ、久しぶりに心洗われる時間となりました。
鬼滅の刃ファンにも神社マニアにも強くおすすめします!
所在地:奈良県葛城市笛吹448
電話番号:0745-62-5024
営業時間:日の出から日の入りまで(祭典や三が日以外の暗い時間の参入はご遠慮ください)
定休日:なし
駐車場:あり(無料)
滞在時間目安:0.5〜1時間
葛城山登山口駅(ロープウェイのりば):約5分
道の駅かつらぎ:約10分
當麻寺:約15分
橿原神宮:約20分
キトラ古墳:約30分
天之石立神社:約75分
曽爾高原:約80分
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